スイマーバ(swimava)。
SNSに写真をアップしている人もたくさんいるし、赤ちゃんもなんだか楽しそう…。
でも、もっと調べたら、安全性の問題なんかも出てくるスイマーバ。
一体どんな商品なのでしょうか。今回は、スイマーバの注意点や正しい使い方を紹介していきたいと思います。
生後1か月を過ぎると、いよいよベビーバスも卒業。
今度は赤ちゃんと一緒に同じ湯船に浸かることができるようになりますね。
でも、大人用のお風呂でずっと抱っこをしているのは結構大変。
そんなママたちが「赤ちゃん お風呂」で検索すると行き当たるのがスイマーバです。
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スイマーバの安全性は?
スイマーバについて調べていくと、スイマーバは危ない!
使わない方がいい!
と警鐘を鳴らすブログがいくつか出てきます。
これを見ると、スイマーバを愛するわが子には使えないかも…と引いてしまうのが親というもの。
しかし、それ以上に出てくる赤ちゃんの楽しそうな写真や買ってよかったという口コミの数々。
実際のところ、スイマーバっていいの?悪いの?
賛否両輪のスイマーバ。
普通の浮き輪は胴体につけるものですが、スイマーバは首につける浮き輪。
首につける浮き輪だから、首がすわっていない赤ちゃんでも使えるというのがスイマーバの売りの1つ。
しかし、首につけるものだからこそ怖いのも確かです。
では、スイマーバで実際に起きてしまった事故を検証しながら、その安全性について考えてみましょう。
自室の浴室で、子ども(4か月)にスイマーバをつけて子どもだけを浴槽に入れていた。
スイマーバの上下のベルトをはめて、7割くらい空気を入れていた。
母親がミルクの準備やトイレを済ませて浴室に戻ると、子どもの首からスイマーバが抜け、うつ伏せになって浮かんでいた。
最近、子どもがあごをずらしてスイマーバの内側をもぐもぐしている様子が見られていたが、その都度あごを浮き輪に乗せなおしていた。
赤ちゃんは首がすわると、首まわりがスリムになっていきます。この赤ちゃんも成長して首まわりの肉が落ちて、スイマーバがぶかぶかになってしまっていたのでしょう。
おそらく2か月くらいのぷくぷくの赤ちゃんに合わせて入れていたであろう7割の空気では、赤ちゃんの首を支えるのに十分ではなくなっていたのですね。
子どもは溺れるとき、ドラマやアニメのように大声をあげたりじたばたしたりしません。
本当に静かに沈みます。音だけでは溺れたことに気づくことができません。
だから、小さな子どもをお風呂に入れているときは、1秒たりとも目を離してはいけないのです。
まあ、常識と言えば常識なのですが・・・
その他、スイマーバについて調べてみると数件の事故のニュースが出てきますが、死亡事故こそないものの、重篤な状態に陥ってしまった赤ちゃんもいるようです。
「空気をしっかり入れていないこと」
「目を離してしまったこと」の2つです。
商品の仕様の欠陥によって引き起こされた事故は1つもありません。
スイマーバは、陸上では上手に体を動かすことができない赤ちゃんの全身をほぐし、水への抵抗感をなくし、バランス感覚を鍛えることが目的として生み出された赤ちゃんの健やかな成長を促すための商品です。
使い方さえ間違えなければ、安全性に問題はありません。
現に、この公式サイトを見てみると、レビューがなんと、8.673件もあります
それだけたくさんの方が購入して、とても助かるというコメントがあります。
評価も★4.46と高評価
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スイマーバを使うときの注意点。
さて、使い方さえ間違えなければ、親子で安全に楽しめるスイマーバですが、特に注意しないといけないことは何でしょう。
以下にスイマーバを使用する際の注意点をまとめていきたいと思います。
使用中は赤ちゃんから目を離さない
これは、絶対禁止事項です。
日頃の育児に疲れたママも、お風呂のときはゆっくりしたいかもしれません。
でも、赤ちゃんにスイマーバをつけている間は絶対にダメです。
ママがシャンプーをするときには特に注意して下さいね。
たとえおむつやミルクの用意を忘れていても、電話が鳴ってもチャイムが鳴っても赤ちゃんを一人にしないでください。
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上下2つのベルトのクリップをはずしたまま使わない
スイマーバには上と下にベルトがついています。
このベルト、空気をしっかり入れているとなかなか留めづらいということで、はずしたままの人も多いようですが、何とか留めて使ってください。
しっかり留めていないと、赤ちゃんの首が浮き輪からするっと落ちてしまう可能性もあります。
一人でスイマーバをつけるのは結構難しいので、パパやおばあちゃんなど、他の家族がいるときに使うようにした方がいいかもしれませんね。
あごが浮き輪の穴から下がっている状態で使わない
先ほど紹介した事故にあった赤ちゃんも、スイマーバの内側のふちをもぐもぐしていましたよね。
こんな状態のままスイマーバを使い続けるのは危険なのでやめましょう。
ベルトを調節して首周りをしっかり赤ちゃんに合わせてあげてくださいね。
赤ちゃんは一日一日成長していくものですから、毎回スイマーバのサイズが合っているかどうか確かめるようにしましょう。
空気漏れが無いか要チェック
付属の空気入れを使って、空気を十分に入れてあげましょう。
空気は不足すると浮力が落ち、スイマーバごと赤ちゃんが水没してしまいます。
また、十分に空気を入れていても、空気穴をふさぎ忘れて空気がどんどん逃げて行って…という悲劇も起こり得ます。
スイマーバを使うときは、空気をしっかり入れた上で、空気穴のふさぎ忘れによる空気漏れが無いかも忘れずにチェックしましょう。
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スイマーバの正しい使い方は?
注意事項だらけだけれど、結局スイマーバってどうやって使うのが一番正しいの?と思った方も多いでしょう。
そんな皆さんのために正しい使い方をまとめてみました。
対象月齢は0か月から18か月(ただし体重11kg以下)
使い始めは0か月からでも問題ありませんが、赤ちゃんの首周りが25㎝以下ですと、あごがスイマーバに載らないので、使ってはいけません。
成長するまで楽しみに待ちましょう。
また、首周りが窮屈になってきたり、赤ちゃんの体重が11kgを超えたりした場合は、1歳半になっていなくても使用するのはやめましょう。
空気はスイマーバの外周にしわが少し残るくらいが適量
空気を十分にいれないのは問題ですが、空気の入れすぎにも注意しなければなりません。
空気を入れすぎると、スイマーバ自体に負荷がかかり、スイマーバに小さな穴が開いて空気が抜けてしまいます。
外周に少ししわが残るくらい空気を入れてあげるのが適量です。
ベルトの下部分の浮き輪の割れ目がしまっているかをチェック
ピチッとしまっていない場合は、ベルトで調節しましょう。
ただ、ベルトもビニール製なので、過剰に力をかけてしまうとちぎれてしまったり、穴が開いたりしてしまうので注意してください。
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スイマーバの安全性のまとめ。
スイマーバの事故が後を絶たず、敬遠しているママたちもいると思いますが、スイマーバは使い方さえ間違えなければ、親子でバスタイムを楽しむための強い味方になってくれます。
正しい使い方で楽しんでいるママや赤ちゃんは世界中にたくさんいるんですよ。
スイマーバをお風呂で子どもから手を離せる便利グッズと解釈している人も多いですが、本来スイマーバは赤ちゃんの体幹を鍛え、赤ちゃんの成長を促すためのグッズです。
だから、ママもパパも、スイマーバを使っている赤ちゃんから目を離してはいけません。
そのことだけは忘れないでくださいね。
この記事を読んで、少しでも多くの人がスイマーバを安全に、楽しく使ってくれることを願っています。